Developing

Dollのことばっかでときどきネタバレ

2006/09/30

小説にゃん♪ 

ゆりあとわかれて、少し自室で休んで陸と十夜とコミュニケーションをとってから、一人で散歩にでかけた。
ぶらぶらしていたら、会えるかなって、思ったから。




「まな」

後ろからいきなりよばれる。
この声は、隼人だ。
昔からなじみのある、声。
すごく久しぶりに聞いたなあ。

「なあに?」
「4年ぶりの再会で、それですか。」
「ふふふ、いいじゃん、別に。」
「相変わらず、みたいですね。
 いや、前よりも危険度が増しましたか。」
「あはは、否定はできないね。
 隼人は、すごく背が伸びたねー。それに、ずいぶんとたくましくなって・・・
 昔は私よりも小さかったのに。残念。」
「そりゃあ、貴女様を守らなければいけませんからね。」

4年ぶりの、懐かしい時間。
すごく、気分がいい。
背が伸びて、表情も、体つきも、すごく頼りがいがある感じで少し寂しい感じがするけど、忠実な性格が相変わらずなのが、すごくうれしい。

「ねえ、隼人、ありがとうね。」
「別に感謝されることでもありませんよ。
 それが、私の、自分で決めた道ですから。」
「・・・うん。4年間、寂しかったよ。
 だから、帰ってきてくれてうれしい。
 でも、隼人には別の道があったのに、わざわざ私を支えるほうを選んでくれたんだもん。
 それは、感謝しなければいけないことだよ。」
「お褒めに与り光栄です。」

ねえ、隼人。ごめんね。大変なことに巻き込んで。
でも、私には隼人が必要だから、隼人の言葉に甘えることしかできない。
私は、とても、無力だ。
たくさんの者たちを犠牲にしなければ、目的を達せられない。
束縛した挙句、殺してしまうかもしれない。
嗚呼、何て私は無力なんだろう。

「まな、大丈夫。もう、決めたんだろ?」
「・・・うん。」

ああ、なんか、泣きそう。
隼人には、やっぱり、わかっちゃうんだろうなあ。
以心伝心だ。
まあ、産まれたころから一緒にいるんだから、あたりまえっちゃあたりまえか。

「隼人、これからよろしく。こんな私だけど、愛想、つかさないでね?」
「私が貴女に愛想をつかすなんてことは、まずありえませんよ。
 私は、貴女にどこまでもついていくと決めましたから。
 貴女を支え、守ると誓いましたから。」
「そう、ありがとう。」

君が居てくれたら、何でもできる気がするの。

2006/09/25

第5話目(くらい) 人形召還編 

第五話 これぶっちゃけ数学Aの授業中に書きました

そこは少し暗めの部屋。
魔方陣が床に赤黒い液体、血で描かれている。
そして、その魔方陣の前にいるのはまな。
魔方陣の中にあるのは2体の人形。

「我が心より生れし者よ
 我が魂を持ちて我の手足となれ
 我が呼び声に応え
 我が願いを叶え給え
 我はそなた等に名を与えよう
 十夜、そして陸
 我が名はヒイラギマナなり」

まなは自分の手首から滴る液体を気にせずにそう呟いた。
その途端、魔方陣はまなの呟きに応えるように鈍く光り出し、魔方陣から出た鈍い光が2体の人形を包み込み、次の瞬間にはまなよりも少し高いくらいの少年2人が魔方陣の中に立っていた。全裸で。
2人の少年は大きさはまなと同じようでも、間接と間接が球体のものを通してゴムで繋がっている人形だ。

「こんにちは、まな。こうやって話すのは初めて、だね。
 僕は十夜・・・って、まなはもうずっと前からそんなことは知ってるか。
 まながつけてくれた名前だもんね。」
「うん、いつも私が一方的に囁きかけてたから」

黒髪で、綺麗な緑色の目をした十夜という少年が笑顔でまなにはなしかける。全裸で。
そして、まなも笑顔で答える。

「・・・俺は陸。なあ、服くれ。
 十夜もよくそんな全裸で笑顔で話せるよな。
 まなも、もうちょっと、こう・・・はあ。」

銀髪で青の目をした少年は陸というようだ。この3人のうちで、もっとも常識人のようだ。

「え・・・、だって僕たち人形じゃないですか。」
「うん、人形が全裸でいてもなー・・・。普通じゃない?
 人形相手に欲情しろってか?」
「・・・」

十夜とまなは当たり前のことを言っているように笑顔で返す。

「まあ、確かに全裸で歩いてたら、引くよね。
 ちょっと待ってね、服とってくるから。」

まなはやっと服をどこからともなく引っ張り出してきて、十夜と陸に渡す。

「ありがとう、まな。」
「・・・・・・(やっと服着れた・・・)」

十夜は普通に笑顔でまなにお礼を言い、陸は妙に幸せそうな顔をして感謝の言葉もまなには言わずに感傷に浸っていた。

「やっほー、ど?ツクレタ?」

突然、部屋に入ってきたのはゆりあだ。

「あ、ゆりあだ〜」
「まなと、2体・・・いや、2人の少年がいるってことは成功したんだね。
 流石は天才だねー。普通だったら2人同時にツクレナイよ。」
「そんなことないよ〜
 私は今まで、一杯この子達に愛を育んできたから。
 皆、あんまり愛を育んでもない人形を儀式に使うから失敗しちゃうんだよ。」
「確かに、まなのアレはすごかったもんね〜
 ヲタク化してたよ。凝性にもほどがあるっての。」
「ははは、酷いな〜
 ゆりあは、ツクレタの?」
「うん、まあね。」
「ほんと!?見せて!見せて!」
「あー、うん、いいよ。」

そういうとゆりあは片手で持てる位の黒い豚の縫い包みを出してきた。

「・・・。やっぱり豚、なんだ。
 これって、役にたつの?
 やっぱり熊の縫い包みにしたほうがよかったんじゃ・・・」
「い・い・の!!」
「〜、ゆりあがいいんだったら私はいいけど。」

まなとゆりあは和気藹々と楽しそうに話している。
その近くでは、2体と豚が戯れていた。

「あはは、黒豚さんだ!」
「ぶー」
「・・・、豚不潔。」
「ぶぶぶっひー!!」
「わっ、なんだコイツ!?ひっかくな!!
 てめ、じゃぶじゃぶにして食うぞっ!!」
「こら、陸!そんなに黒豚ちゃんをいじめたら可愛そうでしょ」
「十夜、お前はこんな黒豚の味方をするのか?
 つか、お前、黒豚をそんな、暴れてるのに無理やり抱かなくても…」

陸は足を引っ掛かれたようだ。
十夜は暴れる黒豚を無理やり抱いてなだめている。
十夜からは黒いオーラが・・・

そうだこうだで、人形召還は成功したのでした。



あとがき
だって下書きだもん。(氏ね

2006/09/20

第4話 微々たる変化/変わらぬ生活 

動き出す歯車は
ちょっとしたことで
思わぬことで
止まってしまうかもしれない
狂ってしまうかもしれない
もしかしたら
今と全く変わらぬ日常を過ごすことになるかもしれない
今よりも状況が悪化するかもしれない
それでも私達はやらなければならない
選択肢など

ない

とうの昔に放棄したさ



第4話 微々たる変化/変わらぬ生活


さっき、楠と東雲に俺がこけるところを見られてしまった・・・恥ずっ!!
俺って、さっき何もないとこでころんだよな・・・俺、まだ若いのに、少しショックかも。・・・はあ。
部活の後、そんなことを靴箱の前で靴を履き替えながらそんなことを考える。

「おーい、ち・ふ・ゆー!!置いてくなんてひでーぜ!!
 どした?うかない顔してえ。そんなにとぼとぼ歩かず、シャキシャキ歩く!!
 んで、シャキシャキ帰ろうぜ!!」

うるさく話しかけてくる野郎は俺の友達の信哉。同じ部活の剣道部。着替えが遅いのでおいてきたので、いそいで俺を追っかけてきたみたいだ。息が切れている。
信哉とは中3の今年、はじめてクラスが一緒になった。クラスが一緒になるまえから、たまには他愛のないことを話はしていた。
けれど、4月、中3のクラス替えで一緒になり、よくよく喋ってみるとなかなか気が合うからなんとなく一緒にいる。
今は12月のはじめごろだから、まあ、4月のときのように、「顔見知り」関係でなく「友達」といえる関係にはなっている。
つーか、気持ちが顔にでてることにびっくりだ。

「ごめんごめん。
 なあ、俺、そんなにうかない顔してるか?
 う〜ん、俺がクールビューティーを目指してるのにな。
 気持ちが顔に表れたら終わりじゃないか・・・!」

他愛のない話をしながらバス停まで向かう。約10分。
俺達はバスで駅まで行き、そして電車にのって家へ帰る。信哉と俺は同じ方向の電車だけれど、信哉のほうが先に電車から降りるので、俺は15分ほど一人になる。通学時間は約1時間。

「ははっ。冗談よせよ、お前って気持ちが結構顔にでるぜ?
 そもそも、クールビューティー目指してることも初耳だぜ。
 もっと顔を引き締めろよ。へらへらしてたら生きてらんないぜ?」
「生きることすらできないのか!そりゃ大変だな。
 確かに、このごろは物騒とかそういう類のものでなく・・・
 異常気象とか、変な噂とかあってさ。ぼーっとしてたらたしかに危険だよな。」

少しの沈黙。
このごろ、何かが狂っているような気がする。たくさんの不気味で、冗談ではすまされないような噂がたくさん流れてる。
俺と信哉は互いに笑い会って話しているが、内心では、少なくとも俺は少し怖い。
たくさんの人が滅んだと考えられている異形の者を見たとか、襲われたとか。
もちろん政府はそれを否定してはいるが・・・
他人事のようで他人事ではない。何しろ他校の生徒が襲われているから。軽い怪我だったようだが。
でも、不幸中の幸いなのは、異形の者の手によって殺されたものはいないこと。もしかしたらいるのかもしれないけれど、メディアではそういうふうなことは言っていなかった。
天気も、この前の9月に雪が降った。俺達の住んでいる地域は9月なんかには絶対雪は降らない。
再び、信哉が話し始める。

「知ってるか?どれもこれも、魔女と異形の者達による復讐のはじまりだって言ってるやつがいるんだと。
 『菊月に降りし雪
  我らの復讐の灯なり
  我らが同士よ
  しばし復活の時を待たん
  愚かなる餌が我らを忘れる日まで』
 とかってさ。」
「そうなのか?それは初耳だ。
 うーん、菊月、もとい9月に降る雪は復讐の灯?
 復活の時を待て?俺達が魔女や異形の者たちを忘れるときまで・・・
 安心した隙を狙えって事か?確かに、俺達、平和ボケしてるかもな。
 ・・・あーあ、めんどくせえことは嫌だぜえ〜」
「はは、お前は絶対大丈夫だよ。
 いざってときには一緒に戦えばいい。嫌でもそうなるさ。」
「さいですか。俺は絶対大丈夫て・・・
 俺ってば、実は超人?」
「ははっ、どうどろうな?」

そうこう話している間にバス停についた。ちょうどバスが来ていたので、急いでバスに乗る。

そして俺達は家に帰る。
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2006/09/06

The piece of the story 

昔々、というほど昔でもないけれど
まだ幼い少女から見ると、昔の物語



Story Of Despair
The piece of the story 1

私の兄さん、もとい楠 梢悟は人間達に殺された
兄さんは、誰に対しても平等でとても優しかった。でも、それが命とりだった。

魔導師の兄さんは、世界中の国の魔法使いの末裔達に文字通り魔法の使い方を教えていた。私の誇りだった。憧れだった。

あるとき兄さんは女を連れてきた。そいつは人間だった。聡明で清楚な、兄さんの好きそうな女の人間だった。
兄さんはその女に、自分の素性をあかし、結婚するつもりだと家族、そして同族の魔法使い達に伝えに来た。
人間の女と結婚する魔法使いは、今後一切どの魔法使いともかかわらない、もちろん家族を含めて、縁を切る。それがしきたり。
理由は簡単だ。
“血”と“知”を絶やさないため。
来るべき時のために、一人でも多くの魔術師、魔女が必要だから。
だから、周りはもちろん、止めた。
それでも兄さんは、人間の女と結婚するといった。
周りのものがなんと言おうと最終的に決めるのは本人だ。周りのものも、兄さんが何をいってもダメなことを知ると皆去っていった。
少しでも近くにいると危険だと思ったのだろう。
私も、兄さんを失うのは嫌だけれど、兄さんが決めた相手なら兄さんは幸せになれるだろうと思ったから、身を引いた。私以外の家族も。

そして兄さんは殺された。

あの女は、兄さんが昔滅びた魔術師だと知ると、さっさと手を切って、さらには政府に通報した。
兄さんは、ズタズタに切り裂かれた。身も心も、何もかも。
幸か不幸か、ほかの魔法使い達には被害は及ばなかった。
兄さんの真面目さが項をなしたのだろう。自分のこと意外はまったくといっていいほど言っていなかったようだ。

私は、兄さんが死んだと聞いて、とても悲しかったけれど少しうれしくもあったし、憎らしくもあった。
兄さんにもう会えないという悲しさ。
「ほら、やっぱり、人間なんか信じるからこうなるんだよ」という嘲り。
何故、兄さんの信頼にこたえてくれなかったの?という恨み。
たくさんの感情が、台風みたいに私の中で混ざり合って荒れ狂った。
そして、大きな怒りと憎しみの塊となって、心に刻み込まれた。
もう、誰も信用しないと。
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2006/09/05

第三話 

「さあ、おいで、我が子等よ
 彼の者に試練を与える為
 我の身を守る為
 汝等に魂を与えよう」






第三話 兆候


“運命のヒト”まなは確かにそういった。
だとしたら、柊樹は、沙夜の予言した勇者?
アイツからは何も感じなかった。でも、何故まなは、わかった?
沙夜から聞いたわけではないだろう。沙夜はただ“勇者が現れる。もうすぐ、来るときが来る”そう言っただけ。
沙夜が柊樹が勇者だと知っていたとしても、私等には教えないはず。
あの子はそういう子だ。
確かに、まなは勘がいい。でも、まなは確信がない限り、口に出さないはず。
まなに聞いてみようか?でも、聞いてもはぐらかされそうな気がする。まじめに答えてくれなさそう。
でも、きっとそれは私が頼りにだれてないから、だろうな。
そもそもまなは、基本的に誰かを信じたり、頼るような子じゃないけど。
それにしたって・・・。ま、こんなことぐちぐち考えてても仕方がない、か。

「どうしたの?ゆりちゃん。難しい顔して。
 ほら、笑って、笑って!
 今が、一番しっかりしなくちゃいけないときなんだって!!
 はじめが勝負なんだよ、ね?
 何か悩み事があるなら相談に乗るからさ。」

夕日が差し込む学校の廊下
生徒達の喧騒の中の小さな会話
はたから見れば、ほんとうに普通の、幼い少女達の、とてもキレイな会話なんだろうな・・・
でも、平和なときも、もうすぐ終わる。
まなも、私も、きっとたくさんの涙を流すことになるだろう。
そして、たくさんの涙を流させることになるだろう。
ニセモノでいいから、この平穏な日々が続くようにと願うのはいけないことなのだろうか?
同族を、まなを、裏切ることになるのだろうか?
人間達からうけた屈辱。忘れはしないけれど、それは昔の話だ・・・
今はもう、魔法使いなど忘れ去られている時代。
十分、人間達と同じように幸せに暮らすことができる・・・
何故、戦わなければいけないのか・・・?

「ゆりちゃん、私達はね、もうおびえたくないの。
 今度は、みんなが何にも恐れずに笑って暮らせる未来にしたいの。
 少しくらい汚くなったっていいから。
 それに、降伏してくれるヒトには乱暴はしないし。
 だから、ゆりちゃんは私を裏切らないで」

まなが真剣すぎるほどの目で訴える。
まなは、きっと私の心なんて、見透かしてる。
私は、まなの気持ち、わからない・・・
でも、まなが私を大事に思ってくれていることだけはわかるよ。
私は、まなの気持ちに答えられる・・・?

まなだけは守りたい、それだけが私がここにいる理由。
[第三話]の続きを読む

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